特定非営利法人 子どもとメディア

子どもとメディアの新しい関係を求めて

取り組み

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乳幼児期におけるテレビ・ビデオ視聴に関する調査・研究

(実施責任者 山田真理子 九州大谷短期大学教授)
 
●福岡市内乳幼児健診時のアンケート調査(2002年度)
 
調査時期 2002年9・10月
調査対象 4ヶ月児・10ヶ月児・1歳6ヶ月児3000名(有効回答1091名)
調査協力 福岡市・福岡地区小児科医会
調査結果 4ヶ月児
授乳中にテレビ・ビデオをつけている人=72%
その場合、子どもが目をそらす(視線が合わない)割合は高くなる
(子どもたちはきわめて早期からテレビに接触しており、「目をそらす」などの対人関係的なつまずきの危険性については有意な差ではないが示唆された。)
10ヶ月児
長時間接触している子どもは指さし(言葉とコミュニケーションの準備段階)がほとんと見られず、テレビ、ビデオの接触が、子どもの対人関係能力の発達に影響を与える危険性がうかがわれた。

 

●北九州市内乳幼児健診時のアンケート調査(2004年3月発行報告書)
(2003年度独立行政法人福祉医療機構助成事業)

調査時期 2003年11月~2004年1月
調査対象 4ヶ月児・7ヶ月児・1歳6ヶ月児 3000名(回収3063名)
調査協力 北九州市内小児科 50医院
調査結果 4ヶ月児
8割以上の親がテレビを見ながら授乳
子どもが起きている時テレビを3時間以上つけている=66%
メディア接触の時間が長いほど視線をそらす割合が高い
7ヶ月児
テレビを見ながら授乳=74%
積極的にテレビを見せている=38%
これらのメディア接触状況が対人的なコミュニケーションのベースとなる「視線が合う」ことを妨げることがうかがわれた。
1歳6ヶ月
食事中にテレビ=77%
テレビ・ビデオ3時間以上つけている家庭=7割越え
これらの時間が長いほど視線をそらす率が高くなる傾向。
コミュニケーション障害を疑わせる指標ともいえる。

 

 

●子育て相談会「こんなことで悩んでいませんか?」(2002年度・2003年度)
 
テレビ・ビデオ漬けの状況からくると思われる症状があるにも関わらず、乳幼児健診や診察の問診では必ずしもチェックできない状況があることから、その懸念があると思われる症状を提示して、「こんなことで悩んでいませんか?」と新聞で呼びかけ、子育て相談会を実施した。
 
調査時期 第1回 申込み10名、来談者5名、年齢1~3歳
対応者 小児科医・幼児教育専門家
内 容
来談者のうち、メディア接触による影響が危惧される症状が見られた子どもに
ついては、実験としてテレビ、ビデオとの接触を完全に中断することを提案。
1ヶ月後のフォローアップ面接では、表情や視線の合い方、周囲への関心の持ち方
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